8700 LDIR ケミカルイメージング
システム

LDIR ケミカルイメージング

8700 LDIR ケミカルイメージング
システム

Agilent 8700 LDIR (Laser Direct Infrared) ケミカルイメージングシステムは、洗練された高度な新しいアプローチ手法によるケミカルイメージングとスペクトル解析分析を実現する赤外イメージングシステムです。専門家でもそうでないユーザーでも使用できるように設計されており、大幅に自動化されたシンプルなアプローチで、表面の成分の高精細イメージを確実に得ることができます。
8700 LDIR なら、より多くのサンプルをより詳しく、しかもわずか数分で分析できます。この強力なソリューションは、これまで以上に詳細な統計データを提供し、従来は顕微ラマンなどで行っている、医薬品の錠剤の表面分析、結晶多形、錠剤の安定性分析、ラミネート、組織(バイオイメージング)、ポリマー、繊維の組成分析、マイクロプラスチック、等に役立ちます。有意義な情報をより多く得られるため、製品開発において情報に基づいた意思決定を迅速に下すことができ、コストの削減と分析時間の短縮が可能になります。

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特長

  • 自動化されたサンプル分析により、分光分析の専門家もトレーニングを受けた技術者も、サンプルの分析や特性解析を迅速かつ正確に実施可能
  • 光学系を変更することなく、広いサンプル領域を調査分析してから、光学部品を変更せずに特定のより狭い微小対象領域のをさらに詳細な分析を行うことが可能
  • Agilent Clarity ソフトウェアによるフルコントロール
  • μ から cm までの視野または 1 から 40 µm のピクセルサイズに変更可能
  • ATR イメージングデータを 0.1 μm という小さなピクセルサイズで取得し、きわめて詳細なイメージと比類ないスペクトル品質を実現
  • ATR 機能で市販ライブラリまたはカスタムライブラリを使用して、未知化合物を迅速に同定
  • 複雑なメソッド開発をせずにサンプル成分の相対的な定量情報を取得
  • 液体窒素が必要ないため、運用コストを削減でき、メンテナンスが容易に
  • サンプルをセットするだけで簡単に使用でき、機器の操作は最低限
  • 設置面積が少なくラボのスペースを節約

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仕様

  • 仕様 概要
    寸法 幅 :   42.0 cm
    高さ :  37.8 cm
    奥行き: 61.5 cm
    電源 100~240 V AC、50/60 Hz
    ソフトウェア Windows 10 が必要
    Agilent Clarity ソフトウェア付属
    光源 量子カスケードレーザー (QCL)
    検出器 熱電冷却機能付き
    シングルポイント MCT 検出器

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機能および原理

  • 画期的な IR 技術

    アジレントの革新的な量子カスケードレーザー (QCL) 光、高分解能イメージング、直観的な Agilent Clarity ソフトウェアを搭載した設計により、詳細なイメージを作成できます。8700 LDIR は、2 次元フォーカルプレーンアレイ (FPA) 検出器を用いる他の 赤外イメージングシステムとは異なり、熱電冷却型 MCT 検出器を用いて、イメージからスペクトルまでレーザーコヒーレンスアーティファクトを除去します。これにより、きわめてシャープなイメージと信頼性の高いスペクトルデータが得られます。
  • 分析のモード

    8700 LDIR には反射モードと減衰全反射 (ATR) モードがあります。適切な対象物に入射ビームを向けることによって、2 つのモードが自動的に切り替わります。ビームに対するサンプルの動きは完全に自動化されるため、このプロセスでは高品質の二次元分子イメージをごく短時間で得られます。8700 LDIR には、2 つの観察モードがあります。低倍率モード広視野のカメラではサンプルの全体像を捉え、高倍率モード顕微鏡グレードの対物レンズでは、高倍率で詳細を捉えることができます。

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