ゲノム編集のためのAgilent 2100 バイオアナライザ

Focused data

The end of trial-and-error electrophoresis

Agilent 2100 バイオアナライザ
データを確実なものに

一般的なゲル電気泳動はフラグメントをレーンごとに確認しなければならず、実験者によるばらつきが起こる主観的な手法です。

Agilent 2100 バイオアナライザでは、DNA、RNA、タンパク質のサンプルについてサイズ測定、定量、純度を評価します。この実績ある Agilent 2100 バイオアナライザが提供するものは:

  • より優れた分析の真度と正確性:ピーク分離能が高いので、極めて信頼性が高い結果を得ることができます。
  • 研究のためのより多くの時間を確保:標準化されたキットとアッセイを用いた電気泳動により、マニュアル操作はほぼ不要です。デジタルデータを得ることによって短時間かつ容易にサンプルを分析でき、時間を有効活用できます。
  • 幅広い用途:DNA、RNA、タンパク質に対応したアッセイがあり、さまざまな合成生物学の各ステップや実験に適しています。
  • 確立された実績:15 年以上にわたって 33,000 報以上の論文で引用され、さまざまなアプリケーションで使用されてきました。

オンデマンドウェビナー

Eliminating Data Uncertainty: Automated Electrophoresis for Genome Editing Analysis

Learn how an automated electrophoresis platform can increase your productivity and accuracy for nucleic acid and protein analysis.

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ゲノム編集

CRISPR/Cas は急速に進化しゲノム編集の最も一般的な手法となっています。guide RNA (gRNA) は、特定の切断ターゲットに対して結合し Cas ヌクレアーゼを導くことにより効率的な遺伝子改変が可能となり、従来のクローニング手法よりも高速なプロセスを実現します。Agilent 2100 バイオアナライザは、gRNA の転写や機能をモニタリングするために活用できます。

gRNA 解析

in vitro transcription により合成された gRNA のサイズ測定および定量をすることが可能です。

切断活性/変異の検出

標的部位の切断活性や変異の検出により、gRNAの機能性を確認することが推奨されています。

参考資料:

Vouillot L et al. Comparison of T7E1 and Surveyor mismatch cleavage assays… G3 (2015)

Ranganathan V et al. Expansion of the CRISPR-Cas9 genome targeting space… Nature Communications (2014)

ベクター構築

ベクター構築は、多くのゲノム編集ワークフローにおいて重要なステップです。改変遺伝子や DNA フラグメントが目的の機能を持つベクターに挿入されます。Agilent 2100 バイオアナライザは、制限酵素消化やシーケンスによって確認される構築済みベクターの解析をアシストします。

フラグメント解析

従来のクローニング方法や CRISPR/Casなどの新しい方法においても、DNA フラグメント (PCR アンプリコンから制限酵素消化まで) のサイズおよび定量の客観的な分析が必要です。

次世代シーケンス

ゲノム編集によって作製されたベクターの配列を次世代シーケンスによって確認します。シーケンスを行う前にバイオアナライザで NGS ライブラリを確認することで、確実に最適化できます。

RNA 分析

ゲノム編集の後、遺伝子および機能改変の効果を評価しなければなりません。RNA の分解度の評価は、意味のある遺伝子発現のデータを得るための重要な最初のステップです。分解の少ない RNA を使用することは、マイクロアレイ、qRT-PCR、RNA-Seq において大変重要です。

RNA の品質管理

Agilent 2100 バイオアナライザには、totalRNA の分解度を確認するツール、RIN (RNA Integrity Number) が搭載されています。

参考資料: Schroeder A et al. The RIN: an RNA integrity number for assigning integrity values to RNA measurements. BMC Molecular Biology (2006)

Agilent アプリケーションノート: RNA integrity number (RIN)—standardization of RNA quality control (2016)

タンパク質の分析

ゲノム編集の後、遺伝子および機能改変の効果を評価しなければなりません。Agilent 2100 バイオアナライザは、タンパク質や複合体の機能解析が可能です。

タンパク質の発現 / 精製

不純物の検出や精製プロトコルの最適化を含め、発現パターンの評価やタンパク質の単離・精製のモニタリングが可能です。

Agilent アプリケーションノート: Monitoring protein fate during purification with the Agilent 2100 bioanalyzer (2016)

タンパク質の特性解析

Protein 用キットにより、還元および非還元状態の分析や低濃度のコンタミネーション、タンパク質、ペプチドの検出など、ゲノム編集した生物由来のタンパク質の特性解析が可能です。

本資料掲載の製品は全て研究用です。その他の用途にご利用いただくことはできません。