食肉中動物用医薬品類の分析

Pub.No. LC-MS-202003TK-001

Ultivo トリプル四重極LC-MSを用いた食肉中動物用医薬品類の分析

本アプリケーションノートでは,試料精製に脂質除去用ミニカラムである Captiva EMR-Lipid を使用し,測定に Ultivo トリプル四重極 LC/MS を用いた食肉中動物用医薬品類の一斉分析法を紹介します。動物用医薬品は家畜や養殖魚の疫病予防などの目的で使用されている医薬品です。これら動物用医薬品は休薬期間を遵守していれば,食肉や養殖魚に基準値以上残留することはありません。しかし,輸入食肉や輸入養殖魚では基準値を超える違反例がしばしば報告されています。従って,食肉や養殖魚中残留動物用医薬品分析は重要です。最近では対象動物用医薬品の増加により,従来の LC を用いた個別分析法から LC-MS を用いた一斉分析法に置き換わってきています。更には,より簡便なスクリーニング手法の研究も盛んに行われています。そこで脂質除去用ミニカラム及びトリプル四重極 LC-MS を用いた食肉中動物用医薬品の迅速な一斉分析法を検討しました。

分野 食品および飲料検査環境バイオ医薬品/医薬品
キーワード 動物用医薬品,牛肉,豚肉,鶏肉,Ultivo,Captiva EMR-Lipid 
掲載年月 2020/03
ページ数 4ページ (PDFファイルサイズ 1.06MB)

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