植物油の定性分析

Pub.No. LC-MS-201806YD-001

超臨界流体クロマトグラフィーとトリプル四重極 MS 検出器を用いた植物油の定性分析

植物油の主成分であるトリアシルグリセロール (TAG) を超臨界クロマトグラフィー (SFC) で分離し、トリプル四重極 MS 検出器のニュートラルロス (NL) スキャンを使って定性分析しました。SFC を用いることで、同じパーティショナンバー (PN)をもつ TAG や、異性体 TAG も分離できることが示されました。また、NL スキャンを用いることで、TAG を構成する脂肪酸種を簡単に同定することができました。さらに NL スキャンデータから得られるプリカーサイオンの情報により、TAG のプロファイリングが可能でした。この手法は特別な前処理を必要としないため、TAG を定性分析する迅速かつ簡便な手法として利用できると思われます。

分野 食品および飲料検査
キーワード 植物油、 SFC 
掲載年月 2018/06
ページ数 5ページ (PDFファイルサイズ 1.24MB)

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