Pub.No. 5994-8551JAJP
ペプチド治療薬の安定性をモニタリングすることは、バイオ医薬品開発においてきわめて重要です。安定性試験で一般的に使用される、従来の紫外可視(UV-Vis)吸収分光分析技術では、特にタンパク質や DNA などの生体分子が通常示す幅の広いピークに対して、十分な波長分解能を提供できない場合が多くあります。これにより、スペクトル特性が重なる場合に特に顕著となる、微細な構造変化を検出することが困難になります。このアプリケーションノートでは、ペプチド特性解析と安定性評価の改善のため、Agilent Cary マルチセル 3500 UV-Vis 分光光度計を用いた UV-Vis 二次微分分光分析の利点を示します。Cary 3500 マルチセル UV-Vis 分光光度計の高度な機能(マルチセル測定や標準搭載の微分計算など)は、データ取得と分析を効率化するため、バイオ医薬品アプリケーションにおけるペプチド安定性の研究に有用なツールとなります。
分野 | バイオ医薬品および医薬品 |
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キーワード | synthetic peptides; GLP-1; stability studies; UV-Vis second derivative spectroscioy |
掲載年月 | 2025/09 |
ページ数 | 6ページ (PDFファイルサイズ 455kB) |