Pub.No. 5994-8272JAJP
容器包装された加工食品では卵・乳・小麦・蕎麦・落花生・甲殻類・胡桃が含まれる場合、特定原材料として表示することが義務付けられています。マヨネーズの製造ラインでは卵の使用量が 1 年で25 万トンである一方で、卵を使用しない商品も製造されているため、卵アレルゲンのコンタミネーションを起こさないように工程管理されています。一方で現在、消費者庁通知では食物アレルゲンの定量検査法として ELISA 法が、定性検査法として PCR 法やウェスタンブロット法が指定されていますが、ELISA法であれば特定原材料毎に ELISA キットを用意する必要があります。そこで近年では、選択性が高く複数アレルゲンを一斉分析できる手法としてトリプル四重極 LC/MS(LC/TQ)を使用した、LC-MS/MS 法が注目されています。
本アプリケーションではベビーフードを加工食品のモデルとし、卵アレルゲンがコンタミネーションしたことを想定して ELISA 法以外に LC-MS/MS 法でも検出・定量が可能かを検証しましたので報告します。
分野 | 食品および飲料検査 |
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キーワード | アレルゲン; 卵; ベビーフード; 検査法; LC/MS |
掲載年月 | 2025/04 |
ページ数 | 4ページ (PDFファイルサイズ 8.77MB) |