Agilent 8890/7010B および7890B/7000C トリプル四重極GC/MS システムによる牛乳中の残留農薬多成分一斉分析における定量下限の検討

Pub.No. 5994-2343JAJP

Agilent 8890/7010B および7890B/7000C トリプル四重極GC/MS システムによる牛乳中の残留農薬多成分一斉分析における定量下限の検討

牛乳および乳製品の安全性確保のため、一部の国では残留農薬に基準値を設ける一連の規制を発表しています。この基準値を満たせるよう、これらの規制には公定法が定められています。政府の規制では、牛乳中の農薬の最大許容残留量は、果実や野菜中の最大許容残留量よりも通常は大幅に低く規定されています。こういった規制に対応するには、高感度での検出が行える高度な分析装置が必要です。本アプリケーションノートでは、Agilent 7890B/7000C および Agilent 8890/7010B トリプル四重極 GC/MS システムという 2 つの GC/MS/MSについて解説します。いずれのシステムも牛乳中の農薬分析に用いることができ、それぞれのシステムの直線性範囲に適用できます。結果から、8890/7010B システムでは 60 % 近い農薬で 1 ng/mL での検出が可能であり、7890B/7000C システムでは 10 % の農薬で 1 ng/mLでの検出が可能であることが示されました。

分野 食品および飲料検査
キーワード GC/MS/MS、 pesticide residue、 milk 
掲載年月 2021/01
ページ数 8ページ (PDFファイルサイズ 998kB)

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