Agilent 6470B トリプル四重極 LC/MSシステムによる紅茶およびオレンジマトリックス中の多成分残留農薬の分析

Pub.No. 5994-1973JAJP

Agilent 6470B トリプル四重極 LC/MSシステムによる紅茶およびオレンジマトリックス中の多成分残留農薬の分析

このアプリケーションノートでは、Agilent 6470B トリプル四重極 LC/MS システムを用いて食品マトリックス中の 244 種類の農薬残留物を検出する LC/MS/MS スクリーニングメソッドについて説明します。食品マトリックス中の農薬の検出評価において、有機オレンジと紅茶を選んだ理由は、その複雑さにあります。オレンジマトリックスについては、1 種類を除くすべてのターゲット農薬が、欧州委員会の定めたデフォルト MRL である 10 μg/kg 以下で検出されました1。高濃度の紅茶マトリックスについては、239 種類の農薬が 10 μg/kg 以下で検出されました。成分のレスポンスに対するマトリックス効果の調査も行われ、オレンジマトリックス中の農薬の 50 %、紅茶マトリックス中の 40 % が SANTE ガイドラインの枠内(80 ~ 120 %)で回収されました2。このような結果は、6470B トリプル四重極 LC/MS が、濃度の高い食品マトリックス中の農薬を正確かつ厳密に定量するために必要な高感度の要件を満たしていることを証明しています。

分野 食品および飲料検査
キーワード Agilent 6470B triple quadrupole LC/MS; Agilent Jet Stream; 1290 Infinity II; multiresidue pesticide 
掲載年月 2020/06
ページ数 8ページ (PDFファイルサイズ 753kB)

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