GC/MS/MS を用いたオリーブサンプル中の多成分残留農薬分析

Pub.No. 5991-4800JAJP

GC/MS/MS を用いたオリーブサンプル中の多成分残留農薬分析

このアプリケーションノートでは、オリーブ中の 27 種類の残留農薬を測定するための分析メソッドについて説明します。オリーブは脂質の含有率が 80~85 % と高く、農薬の回収率やクロマトグラフィーシステムに悪影響を及ぼします。そのため、修正版 QuEChERS メソッドを使用した、ガスクロマトグラフィー/トリプル四重極 (GC/MS/MS) マルチプルリアクションモニタリングメソッドによる抽出および分析を採用しました。回収率、繰り返し精度、再現性という点でオリーブに対するメソッドの有効性が確認されました。これにより、本メソッドでは 70~120 % の妥当な定量的回収率を、SANCO/ 12571 [1] で推奨されている、RSD 20 % 未満で得られることが示されました。定量下限は農薬の最大残留限界規制値以下にすることができました。

分野 食品および飲料検査環境
キーワード GC/MS/MS、 食品、 オリーブ、残留農薬、QuEChERS 
掲載年月 2014/10
ページ数 8ページ (PDFファイルサイズ 536kB)

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使用分析装置

使用分析装置 イメージ画像

Agilent 7000 シリーズ
トリプル四重極 GC/MS システム

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分析結果の一例

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20 μg/kg でオリーブ中に添加した 27 種類の農薬の GC/MS/MS を用いて得られた MRM トランジションの重ね表示