廃油中 PCB 抽出物の自動精製

Pub.No. 5990-9164JAJP

Agilent 7696A サンプル前処理ワークベンチを用いた廃油中 PCB 抽出物の自動精製

石油由来の廃油や変圧器油、鉱油を含む固形廃棄物は、ポリ塩化ビフェニル (PCB) 含有の有無が調査されます。この分析は一般に、カラムクロマトグラフィー、固相抽出 (SPE)、または分散固相抽出 (d-SPE) による精製後に、GC-ECD または GC-MS により分析されます。シリカまたは酸性シリカでの精製では、PCB に干渉し、分析システムを汚染する可能性のある極性成分が除去されます。

Agilent 7696A サンプル前処理ワークベンチシステムにより、SiOH/H2SO4 吸着剤を用いた分散SPE メソッドを自動化しました。このメソッドでは、抽出物を効率的に精製し、高い再現性を得ることができます。GC-ECD、GC-MS、GC-MS/MS と組み合わせ、さらにバックフラッシュを使用すれば、廃油中PCB の正確な自動測定が可能になります。

分野 エネルギー&石油
キーワード WorkBench 7696A、自動前処理、PCB、ワークベンチ 
掲載年月 2012/01
ページ数 6ページ (PDFファイルサイズ 535kB)

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使用分析装置

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Agilent 7696A サンプル前処理ワークベンチシステム

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分析結果の一例

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廃油中 PCB 抽出液のMRM モード GC-MS/MS 分析で得られた TIC クロマトグラム