オレンジジュース中アスコルビン酸、クエン酸、安息香酸の分析

Pub.No. 5990-8720JAJP

オレンジジュース中アスコルビン酸、クエン酸、安息香酸の分析

食品の酸化や劣化を防ぎ、おいしい状態を長く保たせるために、酸化防止剤や保存料などの食品添加物がしばしば使用されます。このアプリケーションノートでは、オレンジジュース中の酸化防止剤 (ビタミン C) と保存料 (クエン酸、安息香酸) を精度よく定量する方法を紹介します。
この分析では、Agilent Poroshell EC-C18 カラムと、Agilent 1260 Infinity LC システムでメソッド開発をしました。今回の検討では、検量線の直線性、メソッドの堅牢性、ピーク面積およびリテンションタイムの精度を評価しました。また、安息香酸の検出下限 (LOD) は 0.2 g/mL でした。回収率に関しては、3 つの化合物すべてにおいて 90% を超える回収率が得られました。この分析法は、Agilent 1290 Infinity LC システムを用いた超高速液体クロマトグラフィー (UHPLC) にも容易に変換でき、さらなる分析時間の短縮も可能になります。UHPLC では、安息香酸の LOD を維持したまま、分析時間を 5 分の 1 に短縮することができます。どちらのメソッドでも、食品中における食品添加物の品質管理分析に適用でき、良好な分析結果と信頼性を短時間で得ることが可能です。

分野 食品および飲料検査
キーワード LC、 UHPLC、 食品添加物、 酸化防止剤、 保存料、 1260 Infinity、 1290 Infinity、 LC、 UHPLC 
掲載年月 2012/02
ページ数 12ページ (PDFファイルサイズ 1.18MB)

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使用分析装置

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Agilent 1260 Infinity バイナリ LC システム

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分析結果の一例

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Agilent Poroshell 120 EC-C18 カラムを用いたアスコルビン酸、クエン酸、安息香酸の標準物質の分離。クロマトグラムは 230 nm で検出