濫用薬物の迅速分析:LC/MS/MS

Pub.No. 5989-4856JAJP

LC/三連四重極質量分析計による濫用薬物の迅速分析

Agilent G6410AA 三連四重極質量分析計(QQQ) を使用した唾液(OF) に含まれる濫用薬物(DOA) の存在を確認する迅速、高感度、かつ高再現性の方法について説明します。QQQ の感度は、米国濫用薬物・精神衛生管理庁(SAMHSA) が規定した職域検査に必要とされるカットオフレベルを満たしています。本実験で分析するDOA は、唾液に含まれるTHC、コカイン、アンフェタミン、メタンフェタミン、およびMDMA (エクスタシー) で、あらかじめ固相抽出法(SPE) によって調製しました。試料調製後、1.8 µm のC18 カラムを使用した高速かつ高分離能クロマトグラフィーにより逆相LC/MS/MS で分析しました。結果として、対象化合物および内部標準ともに溶出時間が、THCでは4.2 分以内、残りの薬物では1.5 分以内でした。この方法は、品質管理用試料の定量に有効に摘用できます。

分野 法医学
キーワード 濫用薬物、 唾液、 質量分析計、LC/MS/MS 
掲載年月 2006/08
ページ数 8ページ (PDFファイルサイズ 508kB)

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