Access Agilent 2013年3月号

Fast Guard カラムにより HPLC カラムのコストを削減

Jason Link, PhD
プロダクトマネージャ、HPLC カラム

アジレントのガードカラムを使用しないと、わずか 80 回の注入で分析カラムに不具合が生じます。

図 1. アジレントのガードカラムを使用しないと、わずか 80 回の注入で分析カラムに不具合が生じます。
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アジレントのガードカラムを使用しないと、わずか 80 回の注入で分析カラムに不具合が生じます。
 

条件

サンプル

100 mL 水 + 0.333 mL Similac 乳児用粉ミルク + 1 mL 0.1 mg/mL
スルファクロロピリダジンおよびスルファメトキサゾール

移動相

A、0.1 % ギ酸水、B、アセトニトリル

流速

0.65 mL/min

グラジエント

10 % B で 2 分間維持、2 分で 45 % B へ

注入量

10 µL

温度

23 °C

検出

Sig = 254.4 nm、Ref = オフ

使用機器

Agilent 1200 Infinity シリーズ

図 1. アジレントのガードカラムを使用しないと、わずか 80 回の注入で分析カラムに不具合が生じます。

アジレントのガードカラムで分析カラムを保護すれば、分析カラムよりも安価なガードカラムのみの交換ですみます。ガードカラムだけを交換すれば、保護された分析カラムはそれまでと変わらずに機能します。

図 2. アジレントのガードカラムで分析カラムを保護すれば、分析カラムよりも安価なガードカラムのみの交換ですみます。ガードカラムだけを交換すれば、保護された分析カラムはそれまでと変わらずに機能します。
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アジレントのガードカラムで分析カラムを保護すれば、分析カラムよりも安価なガードカラムのみの交換ですみます。ガードカラムだけを交換すれば、保護された分析カラムはそれまでと変わらずに機能します。
 

図 2. アジレントのガードカラムで分析カラムを保護すれば、分析カラムよりも安価なガードカラムのみの
交換ですみます。ガードカラムだけを交換すれば、保護された分析カラムはそれまでと変わらずに機能します。

血漿や尿などの不純物の多いサンプルの分離は、HPLC 分析の難しい問題の1つです。特に高速高分離カラム (たとえば、Agilent ZORBAX Rapid Resolution High Definition (RRHD) などのサブ 2 µm カラム) を用いてこのようなサンプルを分析する場合には、フリットの孔が一般的なLCカラムより小さいため、さらなる難問が生じます。ガードカラムを使えば、分析カラムのダメージを防ぎ、カラム寿命を長くすることが可能です。ガードカラムは分析カラムよりもずっと安価なので、分析カラムの交換頻度が少なくなれば、全体としてのカラムコストが減少します。そのため、長い目で見れば、コストを大幅に削減することができます。

1 および 2 に示す加速試験の結果を見ると、ガードカラムを使用する利点がわかります。この試験では、試験溶液として乳児用粉ミルクを使用しています。

確実にカラムを保護します

アジレントの HPLC 用 Fast Guard カラムは、分析カラムの保護に最適です。耐圧 600 bar の Poroshell 120 カラムでも、耐圧 1200 bar の RRHD カラムでも、高速 LC 分離の際にカラムをしっかり保護することができます。

2.1 mm の Fast Guard カラムと 3.0 mm のサブ 2 µm Fast Guard カラムは、いずれも RRHD カラムライン全域 (最高 1200 bar) に対応できるように設計されています。 3 を見ると、多くのガードカラムや分析カラムの寿命が短くなりやすい 1000 bar を超える状況でも、Fast Guard カラムの安定が保たれていることがわかります。

1000 bar を超える状況でナフタレンサンプルを 250 回注入した場合における、2.1 mm、Eclipse Plus C18、1.8 µm Agilent Fast Guard カラムの安定性。ガードカラムの一般的な使用期間全体にわたって、ガード効率が維持されています。

図 3. 1000 bar を超える状況でナフタレンサンプルを 250 回注入した場合における、2.1 mm、Eclipse Plus C18、1.8 µm Agilent Fast Guard カラムの安定性。ガードカラムの一般的な使用期間全体にわたって、ガード効率が維持されています。
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1000 bar を超える状況でナフタレンサンプルを 250 回注入した場合における、2.1 mm、Eclipse Plus C18、1.8 µm Agilent Fast Guard カラムの安定性。ガードカラムの一般的な使用期間全体にわたって、ガード効率が維持されています。

図 3. 1000 bar を超える状況でナフタレンサンプルを 250 回注入した場合における、
2.1 mm、Eclipse Plus C18、1.8 µm Agilent Fast Guard カラムの安定性。
ガードカラムの一般的な使用期間全体にわたって、ガード効率が維持されています。

アジレントでは、分析カラム直前の溶媒ラインにガードカラムを設置することを推奨しています。サンプルの不純物やクロマトグラフィ性能に適切に対応できるキャパシティを得るためには、分析カラムと同じ内径のガードカラムを使用してください。できれば、ガードカラムの充てん剤についても、分析カラムと同じものを使用してください。そうすれば、分析カラムのクロマトグラフィに変化が生じません。ガードカラムは分離に影響を与えるため、メソッド開発の際には、ガードカラムをインラインに含める必要があります。

ガードカラムの交換時期の判断は難しく、経験で判断するのが一番です。指針としては、理論段数やカラム圧力、分離能の変動が 10 % を超えた場合にガードカラムを交換するといいでしょう。ただし、正確な交換時期は、アプリケーションやメソッドの要件に応じて決める必要があります。手遅れになるまえに、早めに交換するほうがよいでしょう。

高速 LC アプリケーションのスピードを維持する
Agilent Fast Guard カラム

UHPLC 用の Agilent Fast Guard カラムは、高圧 (サブ 2 µm で最高 1200 bar) でも堅牢性と信頼性を保ち、アジレントの高速 LC および UHPLC カラムに完全に対応できるように設計されています。アジレントでは現在、ZORBAX RRHD および RRHT カラム用のサブ 2 µm バージョンの Fast Guard カラムを、3 種類の C18 相および 1 種類の C8 相で提供しています。また、Poroshell 120 カラム用の Fast Guard カラムも、複数の相で提供しています。

Fast Guard カラムは、特別なツールがなくても取り付けられます。このデモビデオをご覧いただけば、Agilent Fast Guard カラムの取り付けがいかに簡単かわかります。ビデオを見たら、Fast Guard カラムを使用して、どれだけコストを削減できるか実感してください。