Access Agilent 2012年10月号

あらゆるラボの GC 用試料導入ニーズに応える ソリューション

Larry Medina
アジレント製品マネージャー GC およびワークフロー自動化

ラボの生産性を高めるためには、試料や分析の種類に適した GC 用オートサンプラを使う必要があります。お使いのオートサンプラを購入してからずいぶん時間が経っている方は、現行のアジレントが提供する製品の豊富さに驚くかもしれません。アジレントは、液体インジェクタだけでなく、ヘッドスペースサンプラ、加熱脱着装置、パージアンドトラップ装置も提供しています。


 

オートサンプラ: 生産性を高める幅広さ

アジレントのオートサンプラのラインナップは、他の追随を許しません。どのサンプラも堅牢性と信頼性が高く、最高の生産性を実現できる設計になっています。いずれのサンプラも、可変サンプリング深さ、信頼性の高いシリンジ動作、モジュール構成、クラス最高の精度といった特長を備え、アジレントの GC に完全に対応するように設計されています。

炭素数

スプリット
面積 % RSD

スプリットレス
面積 % RSD

オンカラム
面積 % RSD

10

0.20

0.26

0.33

12

0.20

0.27

0.36

14

0.20

0.27

0.40

16

0.21

0.30

0.41

18

0.23

0.28

0.27

20

0.25

0.28

0.41

22

0.28

0.28

0.41

24

0.30

0.28

0.42

32

0.39

0.30

0.41

36

0.29

0.35

0.41

40

0.34

0.27

0.42

44

0.27

0.33

0.42

図 1. 10 回の 1-µl 注入の結果。この結果は、7890A GC の Agilent 7693A および 7650A で得られる代表的なデータを示しています。

代表的な元素の検量線

図 1. 代表的な元素の検量線

Agilent 7693A オートサンプラは、アジレントでもっとも人気の高い GC オートサンプラです。検体数が少ないお客様には、16 バイアルタレットが最適でしょう。また、このサンプラは、150 バイアルを収納するようにトレイを追加することも可能です。150検体トレイと組み合わせることで、希釈、標準添加、加熱、混合といった基本的なサンプル前処理に対応することも可能です。

Agilent 7820A GC システムを使用しているラボで、16 バイアルを超えるキャパシティが必要なら、Agilent 7650A ALS が最適でしょう。この ALS は、16 を超えるバイアル、150 未満のバイアルキャパシティを必要とする Agilent 7890A GC システムのユーザーにも適しています。この 50 バイアルの ALS は、シングルチャンネルのユーザーや、検体数が中程度のユーザーに最適です。50 を超えるバイアルの ALS が不要で、7693A ALS のサンプル前処理機能を必要としない 7890A GC ユーザーに適しています。

27 ポジションの Agilent 6850 ALS は、Agilent 6850 シリーズ II GC システム専用に設計されています。4-mL バイアル 22 個を収納できるオプションアクセサリとともに購入することが可能です。

Agilent PAL オートサンプラシステムは、液体注入、ヘッドスペース、固相マイクロ抽出 (SPME) といった機能を備えています。このシステムは、レールシステムで標準化しているラボや、ヘッドスペースサンプリングや SPME がときどき必要になるラボ、さまざまなバイアルサイズに対応する必要があるラボに適しています。生産性を高める複数サンプルオーバーラップ機能を搭載した統合型のソフトウェアコントロールも提供されています。

ヘッドスペース分析: 幅広いサンプルの種類に対応するシステム

Agilent 7697A ヘッドスペースサンプラ: この新しいヘッドスペースサンプラは、市場最高の Agilent 7890A ガスクロマトグラフおよび Agilent 7693A シリーズオートサンプラをベースにしたもので、もっとも厳しいニーズに応えられるように設計されています。111 バイアルモデルは、業界でもっともバイアルキャパシティの大きいヘッドスペースサンプラです。サンプルのニーズに応じて、12 バイアルモデルも選べます。どちらのモデルも、一般的な面積再現性は 1.5 % 未満で、もっとも要件の厳しいアプリケーションでも自信を持って使うことができます。

加熱脱着: アジレントでは、Markes International 社の加熱脱着 (TD) 装置も提供しています。TD を使えば、幅広いサンプルマトリックスから、揮発性および半揮発性の化合物を GC や GC/MS に直接導入することができます。Markes シリーズ 2 TD プラットフォームは、UNITY 2 (サーマルデソープション本体)、UltrA 2 (オートサンプラ) で構成されています。また、自動分析用の各種オプションも備えています(日本国内では取扱の無い製品もありますので、詳しくは担当営業にお問い合わせください。)

パージアンドトラップ: アジレントでは、Teledyne Tekmar 社のパージアンドトラップ装置を提供しています。Tekmar 社は、パージアンドトラップサンプル前処理システムの世界的なリーダーです。Tekmar 社が開発した技術をもとにした Stratum パージアンドトラップ は、さまざまなマトリックスから VOC を除去するためのサンプル前処理システムに適しています。AQUATek 100 オートサンプラ を使えば、液体サンプルの分析において、100 バイアルの自動サンプル前処理が可能です。また、Atomx Automated VOC Sample Prep Systemは、パージアンドトラップ機能とオートサンプラの機能を兼ね備えた希釈機能をもったシステムです。

アジレントの幅広い GC サンプル導入ソリューションなら、お客様のアプリケーションに適したシステムが必ず見つかるはずです。詳細については、ガスクロマトグラフィに関する Web ページから、「試料導入」セクションを選択してください。