Access Agilent 2009年8月号

7820A GC システム : お手ごろな価格でアジレントの品質を提供

Shiny Xie
Agilent 7820Aプロダクトマネージャ

7693A オートサンプラを搭載した Agilent 7820A GC

ガスクロマトグラフィ (GC) によるルーチン分析を行うラボは、信頼性や正確な結果をだす責任が求められます。そのうえ、コスト削減を求められることも少なくありません。機器本体や機器のトレーニング、機器のメンテナンスにかかる費用は、コスト削減が可能な分野ですが、データ品質を損なわないことが絶対条件です。こうしたニーズに応えるために、アジレントは先ごろ、Agilent 7820A GC システムを発表しました。お手ごろな価格ながら高い信頼性を備えたこのシステムは、高品質の分析結果を実現し、稼働時間を最大限に向上させるうえに、優れた使いやすさも備えています。

オプションの Agilent EZChrom Elite Compact ソフトウェアと組み合わせた Agilent 7820A GC システムは、設置や操作、メンテナンスをどの市販 GC システムよりも簡単に行えるように設計されています。一般的な GC 検出器 (FID、TCD) に対応するこのデュアルカラムシステムは、キャピラリカラムや充填カラムを用いたほとんどのルーチンアプリケーションのニーズに応えます。オプションの 16 サンプルに対応する Agilent 7693A オートインジェクタを使えば、サンプル自動化も可能です。

図 1. 芳香族溶(10 回注入)のFID 検出器により得られたクロマトグラムの重ね表示では、優れたリテンションタイムの再現性が示されています。(画像を拡大するにはここをクリックします)

信頼できる結果を生む定評のある技術

7820A GC システムでは、ガスクロマトグラフィ業界をリードするアジレントならではの特長や技術が数多く用いられています。たとえば、すべての注入口と検出器に完全な電子式圧力/流量制御 (EPC) が導入されています。これにより、ソフトウェアでガス流量を設定し、分析メソッドとして保存することができます。また、デジタルエレクトロニクスにより、分析やオペレーターが異なる場合でもセットポイントが一定に保たれます。そのため、リテンションタイムの再現性が向上し、結果の一貫性が向上し、再分析の必要が少なくなります。

操作の単純化によりトレーニングを低減

7820 GC のユーザーインタフェースは、使いやすさを重視した設計になっています。GC フロントパネルの革新的な 5 ボタンキーパッドは、オペレーターのミスを最小限に抑えるのに役立ちます。4 ラインのグラフィックディスプレイにより、分析ステータスを簡単にチェックし、GC 温度ゾーン、ガスフロー、検出器シグナル、エラーメッセージをすべて確認することができます。GC 分析の開始や停止は、フロントパネルですばやく操作できます。この単純なアプローチにより、トレーニングにかかる時間を短縮し、GC に不慣れなユーザーでも短時間で習熟できるようになっています。

アジレントの品質と信頼性

すべてのアジレント製機器と同様に、7820A GC も、長く使えるように設計および製造されています。この GC は、開発期間中に 3600 時間の品質テストと 2 万 6000 時間の性能テストを受けています。また、150 回の高品質生産検査と 58 回の厳密な安全性テストにも合格しています。信頼性、堅牢性、安全性に関する国際基準以上の品質を備えています。

あらゆるルーチン分析に対応するお手ごろな GC ソリューションの詳細に興味がある場合は、7820A 製品ページをご覧いただくか、お近くのアジレント販売店にお問い合わせください。