リン酸化タンパク質の産生用:TK コンピテントセル
掲載の製品はすべて試験研究用です。診断目的にご利用いただくことはできません。
用途
リン酸化タンパク質を in vivo で大量に
E. coli にはチロシン・リン酸化システム(チロシン・キナーゼ)が欠乏しており、菌体内でのチロシン・リン酸化タンパク質の産生は不可能です。 アジレント(旧ストラタジーン)では E. coli でのリン酸化タンパク質産生のために TKB1株 および TKX1株を作製しました。これらの株は trp プロモーターにより制御されるelk チロシンキナーゼ遺伝子を保有しています。elk チロシンキナーゼは幅広い特異性を示し、E. coli で多種のタンパク質をリン酸化することが認められています。TKB1株は BL21 株に由来する菌株であり、T7 RNA ポリメラーゼ遺伝子を染色体上に保有しており、T7 プロモーター制御によるタンパク質発現システムに有用です。TKX1株は XL1-Blue株由来であり、別の発現システムで有用です。
遺伝子型
TKB1 菌株: E. coli B F– dcm ompT hsdS(rB–mB–) gal λ(DE3) [pTK Tetr] lacUV5 のコントロール下で T7 ポリメラーゼ遺伝子を保有し、lambda DE3に対して溶原。 TKX1 菌株: △(mcrA)183 △(mcrCB-hsdSMR-mrr)173 endA1 supE44 thi-1 recA1 gyrA96 relA1 lac [F'proAB lacIqZ△M15 Tn5 (Kanr)] [pTK Tetr]
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1. Simcox, M.E., Huvar, A., Simcox, T.G., and Vega, Q. (1994), Strategies. 7: 68-69.
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