96Pack Gold コンピテントセル:ハイ スループット クローニング用
掲載の製品はすべて試験研究用です。診断目的にご利用いただくことはできません。
便利なハイスループット用フォーマット
アジレント(旧ストラタジーン)のコンピテントセルは、便利な96‐ウェル フォーマットがご利用いただけるようになり、迅速な形質転換が可能となりました。DNAを加えて、熱ショックを加え、培養培地を直接プレートに加えるだけの操作です。このようなプロトコールにより、時間と試薬の節約ができる一方で、最高の結果が得られます。
高性能コンピテントセル
96Pack Gold 細胞は、たくましい増殖力をもつと共に pUC18 DNA スーパーコイルDNA 1 μg あたり >= 1.0 x 108 の形質転換効率を達成します。アジレント(旧ストラタジーン)の 96Pack Gold 細胞は、スーパーコイルDNAおよびライゲーション後のDNAのいずれにおいても競合社製品を上回っています。下図は、当社96Pack Gold 細胞と、同じフォーマットの競合社コンピテントセルの比較を示しています。
非制限でほとんどの真核細胞DNAのクローニングが可能です
96Pack Gold 細胞はメチル化DNAのクローニングも可能にします。真核細胞のゲノムDNAは高度にメチル化されていることもあり、そのメチル化のパターンは組織や発生段階の違いによって、大きく変わります。さらにcDNA合成の際、内部の制限部位がその後の過程で切断されないようにメチル化をいれて合成される場合もあります。DNA がバクテリアのホスト細胞のパターンとは異なったパターンでメチル化されると、E. coli ホスト細胞の制限システムによって切断され、結果として得られるクローンのバリエーションが著しく偏ることになります。 96Pack Gold 細胞は E. coli K12 細胞の既知の制限酵素群を全て欠損しており、E. coli 細胞への真核細胞DNAの導入効率が向上しています。
多目的のクローニングに
96Pack Gold 細胞はエンドヌクレアーゼ(endA1) と組み換え遺伝子(recA) が欠損しています。 endA1 の突然変異は、プラスミドミニプレップDNAの品質を大幅に向上し、また recA の突然変異はインサートの安定性の確保に役立っています。この細胞はまた F' エピソームに lacIqZ△M15 遺伝子を含んでいるため、組み換えプラスミドの青/白スクリーニングが可能となっています。 このような高い効率、大きいコロニーサイズそしてハイスループットフォーマットとなっていることで、PCRクローニングや制限酵素クローニング、リガーゼ非依存性クローニングおよび発現ベクターの作製に非常に適しています。
遺伝子型: Tetr △(mcrA)183 △(mcrCB-hsdSMR-mrr)173 endA1 supE44 thi-1 recA1 gyrA96 relA1 lac Hte [F'proAB lacIqZ△M15 Tn10 (Tetr) Amy Camr]
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