pCMV-Script Vector [RUO]

pCMV-Script ベクター

  • 哺乳類細胞での高レベルタンパク発現用CMV プロモーター###
  • 15の制限酵素部位を持つ大型マルチクローニング サイト 
  • いかなるPCR酵素を用いて得られたPCR産物でもクローニング可能

掲載の製品はすべて試験研究用です。診断目的にご利用いただくことはできません。

用途

  • 哺乳類細胞におけるタンパク発現
  • 機能解析、抗体または核酸プローブによるスクリーニング
  • PCRクローニング

クローニング部位

  • 15 ヶ所の制限酵素部位

 選択法

  • バクテリアではカナマイシン耐性、哺乳類細胞ではG418耐性

 複製オリジン

  • f1 filamentous phage:複製起点により一本鎖DNAレスキューが可能
  • ColE1 origin:E. coli で用いられるプラスミドの複製起点
  • SV40 origin:哺乳類のエピソーム複製起点でSV40 T 抗原の発現が必要

 プロモーター/発現

  • T7 および T3 プロモーターによりRNA転写、シークエンシングおよびPCRが可能
  • 哺乳類では前初期CMVプロモーターにより発現
  • SV40ポリアデニル化配列は、哺乳類での転写および翻訳終了に必要なシグナル

哺乳類細胞での高レベル発現

pCMV-Scriptベクターは、哺乳類細胞での高レベル発現用に開発されました。発現はヒトサイトメガロウィルス (CMV) 前初期プロモーターにより促進されます。強力なCMV プロモーターとSV40ポリアデニル化部位により、幅広い細胞株において、クローンされたインサートの高レベルの恒常的発現が可能となります。ネオマイシン耐性遺伝子の存在により、G418を用いた安定クローン選択が可能となっています。

小型のベクター

pCMV-Scriptベクターは 4.3 kb しかないため、クローニングおよびベクターの取り扱いが容易にできます。このようにサイズが小さいのは、原核細胞および真核細胞において単一の抗生物質選択マーカーが用いられることによるものです。ネオマイシン耐性遺伝子により、哺乳類細胞ではSV40プロモーターによりG418を用いて安定な選択が、また E. coli 細胞ではβ-ラクタマーゼプロモーターによるカナマイシン選択ができます。

PCR クローニング

pCMV-Script PCR クローニングキット§は、高効率PCRクローニング用です。このキットには、PCR産物をpCMV-Script ベクターにクローニングするのに必要な試薬がすべて揃っています。試験用インサートでは、70 % 以上の効率が保証されています。

Images

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Luciferase Expression in the pCMV-Script Vector Constructs were transfected using lipid transfection methods into CHO cells. The cells were harvested, lysed and assayed for luciferase activity.

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>>  Licensing

CMV promoter:
Use of the CMV promoter is covered under U.S. Patent Nos. 5,168,062 and 5,385,839 owned by the University of Iowa Research Foundation and licensed FOR RESEARCH USE ONLY.

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pCMV-Script Vector 212220 20 µg お問い合わせください Call
pCMV-Script vector (supercoiled), XL1-Blue MRF' host strain (undigested)
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