Agilent 1260 フラクションコレクタ - 技術的な詳細

最小のディレイボリューム

Agilent 1260 Infinity フラクションコレクタは、ピークの拡散によるフラクション間のキャリーオーバーを排除するために、最小限のディレイボリュームを追究して設計されています。この結果、特に低い流量を使用している場合にフラクションに最高の回収率と純度がもたらされます。次の図に、ディレイボリュームがフラクションの回収率と純度に与える影響を示します。

   

独自のディレイセンサ

フラクションコレクションを高い精度で行うためには、ディレイボリュームを認識しておく必要があります。独自のディレイセンサによってディレイボリュームの計算が簡素化されます。フラクションコレクタ内部検出器のディレイセンサが Agilent ChemStation にデータを送信し、キャリブレーション測定後に ChemStation がディレイボリュームを自動的に計算します。

   

複数のコレクションモード

Agilent 1260 Infinity フラクションコレクタは、時間、ピーク、または質量に基づいて自動的にフラクションコレクションを行います。時間枠、しきい値、アップ/ダウンスロープ、しきい値上限、UV または質量 (またはその両方) などのトリガソースを組み合わせて使用することができます。この結果、必要とするフラクションだけを正確にコレクションできます。Agilent ChemStation ソフトウェアのフラクションプレビュー機能により、適切なトリガパラメータを容易に選択できるようになります。または、Agilent 1200 Infinity インスタントパイロットを使用して、フラクションコレクションを手動で行うこともできます。

   

さまざまなウェルプレート、バイアル、テストチューブ用の
フラクションコレクション容器

96 および 384 ウェルプレートのような小さいボリュームから、10、40、または最大で 120 の外部ベッセルといった制限のないボリュームまでのフラクションコレクションが可能です。フラクションコレクションの容量は、最大で 3台のフラクションコレクタを平行して使用することにより容易に拡張することができます。ウェルプレートを使用してトレイをカスタマイズすることで、高さ 100 mm までの独自のサンプル容器を使用することもできます。テストチューブのオーバーフローは、トレイの自動認識によって防止されます。

   

多様なコレクション方法

サンプルボリュームが大きすぎるために 1 回で注入できない場合は、同じサンプル容器からの反復注入を実行し、同じフラクション位置で得られるフラクションをコレクションすることで、プーリングを実行できます。回収場所が事前に定義されているため、何も失われることはありません。何らかの理由により、フラクションコレクションの実行中に重要な化合物が失われた場合は、この化合物は失われたのではなく、サンプルに割り当てられた回収場所でコレクションされています。