Access Agilent 2013年3月号

リークを防止し、カラムを保護する新しい UltiMetal Plus(アルティメタルプラス) フレキシブルメタルフェラル

Ponna Pa
アジレント R&D エンジニア

食品、環境、法医学などの分野で GC/MS 分析をしている方なら、活性のきわめて高い化合物の微量分析における不活性フローパスの重要性には、すでにお気づきでしょう。また、フェラルが不活性フローパスの一部であるとも熟知していることと思います。

金属製のキャピラリカラムフェラルは、温度サイクルを経てもフェラル形状の変化がなく、リークのない接続を維持できるため、GC カラムの接続に一般的に用いられています。しかし、従来の GC メタルフェラルは、設置や使用の際にカラムを破損することがあり、しばしばダウンタイムや生産性のロスの原因になっています。

カラムの破損を避け、ラボの効率を向上させるために、アジレントは新しい UltiMetal Plus フレキシブルメタルフェラルを開発しました。

気密性の高い接続を実現する厳密な仕様

UltiMetal Plus フレキシブルメタルフェラルは、リークを防止し、設置や使用の際のカラムの破損を低減できるように設計されています。壊れやすいカラムをやさしく圧迫して締めるように設計されているため、カラム破損のリスクが低下します。アジレントの新しい UltiMetal Plus 設計と、厳密なフェラル仕様および多様な内径 (id) への対応力により、他のメタルフェラル設計よりもトルクの少ない、安全で一貫した接続が実現します。柔軟性を備えているので、設置の際に締めすぎた場合でも、カラムやフィッティングが損傷するリスクが小さくなります。

長寿命と使いやすさを両立

ステンレス製の UltiMetal Plus フレキシブルメタルフェラルは、グラファイトべスペルフェラルのように、温度サイクルの間も形状の変化が発生しないため、使用の際に締め直す必要はありません。これにより、カラム破損のリスクがさらに低下します。また、高温環境でも、カラムのポリイミドコーティングの触媒分解が生じることはありません。

密閉されないほうのフェラルの根本は内径が大きくなっているため、カラムを簡単にフェラルに通すことができます。また、UltiMetal Plus ファミリーの各フェラルは、それぞれ固有の外見をしているため、カラム内径に合ったフェラルを選ぶことが可能です ( 1)。


図 1. Agilent UltiMetal Plus フレキシブルフェラルは、カラム内径によってそれぞれ
形状が異なっており、カラムの内径に合ったフェラルを簡単に選ぶことができます。

再現性の高い分析結果が得られる GC関連消耗品の選択

Agilent UltiMetal Plus フレキシブルメタルフェラルは、業界をリードするアジレントの GC および GC/MS カラムおよび消耗品の 1 つにすぎません。アジレントはすべての製品に豊富な GC 経験を注ぎこみ、コストのかかるダウンタイムを最小限に抑えるためにお客様を支援しています。どの製品も、アジレントの厳密な仕様に沿って製造されているため、一貫した高品質な分析結果が得られます。分析に欠かせないアジレントの GC 関連消耗品のラインナップをいますぐご確認ください。