Access Agilent 2012年1月号

バイアルを容易にクリンプ

Melanie Rothermich
アジレントプロダクトマネージャ、消耗品

場合によっては、最も単純なタスクが、分析結果の品質とラボの生産性のいずれにも最も大きい影響を与えることがあります。クリンプキャップの密封がその例です。

クリンプキャップは空気による揮発性サンプルの汚染を防止し、揮発性サンプルの蒸発を防ぎます。バイアルにキャップを確実に密封する唯一の方法は、クリンパツールを使用することです。バイアルキャップのクリンプが正しく行われないと、次のような数多くの問題が発生します。

  • サンプルの損失または汚染
  • バイアルの破損
  • オートサンプラの詰まり
  • 生産性の喪失

問題を防ぐために、オートサンプラでキャップのクリンプやデキャップを行えば簡単だと考えるかもしれません。残念ながら、いつもそのように容易なわけではありません。

アジレントの新しいオートクリンパ/デキャッパを使用することにより、左側のバイアルにはキャップが正しくフィットしています。

図 1. アジレントの新しいオートクリンパ/デキャッパを使用することにより、左側のバイアルにはキャップが正しくフィットしています。 (図を拡大)。

アジレントの新しいオートクリンパ/デキャッパを使用することにより、左側のバイアルにはキャップが正しくフィットしています。

図 1. アジレントの新しいオートクリンパ/デキャッパを使用することにより、左側のバイアルにはキャップが正しくフィットしています。

オートクリンパによる優れた密封

マニュアルクリンパは操作の速度が遅く、サンプル数が多い場合などに一度に大量のサンプルの処理が出来ません。また、オートクリンパよりも確実な密封を常に維持するのは難しいです。オートクリンパは、マニュアルクリンパよりも大幅に使用が簡単で、毎回確実な密封を提供することができます。アジレントのオートクリンパを使用すれば、不完全な密封の修正や、破損したガラス、またはこぼれたサンプルの後片付けに無駄に時間を費やす必要がないため、ラボの生産性が向上します。貴重なサンプルを失うリスクも確実に低減することができます。

設計がアップグレードされたアジレントのオートクリンパ/デキャッパ

機能が向上したアジレントの新しいオートクリンパ/デキャッパを使用することで、図 1 に示す結果を達成することができます。既存の設計をアップグレードすることで、よりユーザーフレンドリになり、耐久性が向上し、寿命が延びました。新たに機能が向上したこのクリンパは、特に手作業を軽減するように設計されているため、すばやい操作ができ、手に対する負担が少なく、効率が向上します。モータがさらに 50% パワフルになったため、クリンプ速度が上がり、スムーズなクリンプが可能です。軽量の本体は人間工学に基づいて設計されているため、左手でも右手でも使用できます。バッテリ寿命とクリンプエラーを示すボタンが上部に移動したため、確認が容易になりました。新しいリチウムイオン 6.4 V バッテリの駆動時間がこれまでの 3 倍になったため、1 回の充電でこれまでよりも多くのバイアルをクリンプできます。充電効率を上げることで、生産性が大幅に向上しました。また、過熱状態が発生しないため、モータ寿命が飛躍的に延びました。

すべてのアジレントクリンパに付属のクイックスタートガイドでは、わかりやすい図を使用して、正しいクリンプの手法を説明しています。警告は 6 つの言語に翻訳されています。また、全言語で記載されたマニュアルと適合証明書が付属しています。

アジレントのクリンパは 2 mL バイアル用の 11 mm キャップ、またはヘッドスペースバイアル用の 20 mm キャップ向けに設計されているため、この新しいオートクリンパ/デキャッパは、Agilent CrossLab およびアジレント認定バイアルに最適です。

アジレントのオートクリンパ/デキャッパに組み込まれた全般的な機能向上により、ボタン 1 つで容易にクリンプとデキャップができるようになりました。各分析者に個別のクリンパを支給すると、どのラボも飛躍的な生産性向上のメリットを活用することができます。今すぐこの貴重なツールの詳細をご覧ください。