Access Agilent 2011年4月号

再現性、分離能、生産性を高める新しいバイオファーマ向け分析カラム

Linda Lloyd
アジレントバイオ LC カラムプロダクトマネージャ

モノクローナル抗体や組み換えタンパク質の荷電アイソフォームの分析にイオン交換カラムを使用していますか?もしそうなら、小さい粒子径の充填剤を使用したカラムを用いて、イオン交換選択性、キャパシティ、分離能を向上させることに興味はありませんか?アジレントの新しい バイオHPLC イオン交換カラムは、生物薬理学企業や、CRO/CMO、バイオシミラー企業などでバイオクロマトグラフィ分析をおこなう科学者のためのソリューションです。

バイオHPLCカラムに、新たに 2 種類のラインナップが加わりました。

  • Agilent バイオ HPLC MAb カラム – 抗体分析を高分離で行うために設計された弱カチオン交換カラムです。

  • Agilent バイオ HPLC イオン交換 カラム – 幅広いイオン交換官能基に対応し、ペプチドやオリゴヌクレオチド、タンパク質において優れた分離能、回収率、分離効率を実現します。

どちらのカラムでも、内径 2.1 mm の PEEK 製ハードウェアを採用し、親水性被膜でコーティングされた非多孔質ポリマーが充てんされているため、非特異的な相互作用をほぼ完全に排除できます。

図 1. 2.1 x 250 mm Agilent バイオ HPLC MAb カラムを用いたモノクローナル抗体の分析では、最初の分析と 2 回目の分析で一貫したピーク高さが得られています。このことは、回収率が高く、非特異的な相互作用による MAb のロスが最小限に抑えられていることを示しています(画像を拡大)
図 2. 3 種類のカラムを用いた分析の重ね表示では、Agilent バイオ HPLC MAb カラムの優れたバッチ間再現性が示されています(画像を拡大)

優れた再現性、分離能、生産性

これらのカラムは、サンプルや分離が金属イオンの影響を受ける、重要な生体分子のキャラクタライゼーションメソッドや分離メソッドにおいて、分離能と選択性を高め、分離時間を短縮します。金属フリーの分離をおこなう必要がある場合は、Agilent 1260 Infinity バイオイナートクォータナリ LC とともに、これらのカラムを使用することを推奨します。

バイオ HPLC MAb カラムは、モノクローナル抗体のイソフォーム分析の選択性を高めます。10 µm 粒子では、酸性および塩基性ピークの分離能が向上します。5 µm 粒子では、さらに高い分離能を示します。このカラムでは、図 1 および 2 に示すように、一貫した結果が得られます。

バイオHPLC イオン交換カラムは、あらゆるイオン交換官能基 (強カチオン交換、弱カチオン交換、強アニオン交換、弱アニオン交換) に対応します。この PEEK カラムでも、10 µm 粒子が用いられています。効率を高める 5 µm も選択できます。結合場所 1 つにつき、複数のイオン交換官能基と結合することで、キャパシティがいっそう向上します。

効率の高い電荷分離

バイオHPLC MAb カラムおよび バイオHPLC イオン交換カラムは、抗体とタンパク質の電荷分離に最適なカラムです。この PEEK ハードウェアカラムは、標準 LC において最高 400 bar までで使用できます。Agilent 1260 Infinity バイオイナート LC システムなどの バイオHPLC システムを使用する場合は、これらのカラムが最適です。

創薬初期のキャラクタライゼーションにおいて高い分離能が求められる場合や、メソッドを QC へ移す前に再現性や分離能、生産性の高いメソッド開発をおこなう必要がある場合、または QC 分析においてコストを削減する必要がある場合は、アジレントの新しいバイオHPLC カラムが最適な選択肢となります。

Agilent バイオ HPLC カラムおよび Agilent 1260 Infinity バイオイナートクォータナリ LC の詳細については、アジレントの Web ページをご覧ください。治療用タンパク質のキャラクタライゼーションに興味のある方は、アジレントアプリケーションノート 5990-6192EN をダウンロードしてください。