QPCR Reference Total RNA, Human and Mouse
掲載の製品はすべて試験研究用です。診断目的にご利用いただくことはできません。
QPCR Reference Total RNAは定量PCRの遺伝子発現解析のための高品質コントロールRNAです。実験間や機器間のデータを正確に比較するには、各QPCR反応の信頼性と遺伝子発現量を検定するための一貫性のあるレファレンスが必要となります。QPCR Reference Total RNAを用いて実験ごとに標準曲線を作成すれば、一貫性のあるスタンダードをもとにした、増幅効率、正確性、発現量を検出することができます。また、レファレンスRNAは多種のRNAを含んでいるので、ヒトまたはマウスの研究対象遺伝子のほとんどに利用できます。よって、研究対象遺伝子ごとにスタンダードを作成する必要がなくなります。
ゲノムDNAの混入は定量RT-PCR(QRT-PCR)の結果に影響を及ぼしますが、QPCR Reference Total RNAは厳格な品質管理により、ゲノムDNAの混入は検出限界以下であることが確認されています。また、多くのコントロール用RNAはロット間にバラつきがあるという問題をかかえていまが、QPCR Reference Total RNAは大規模なスケールでの生産と厳格な品質管理により、ロット間のバラつきが最小限に抑えられています。よって、長期間にわたって繰り返し行われる実験にも利用できます。
アジレント(旧ストラタジーン)はヒトおよびマウスの Reference Total RNAを提供しています。QPCR Human Reference Total RNAはさまざまな組織に由来する10種類の細胞株、QPCR Mouse Reference Total RNAは11種類の細胞株より精製されたRNAです。組織からRNAを精製するより、細胞株からRNAを精製するほうが、バラつきが少なく高品質なRNAが得られることから、アジレント(旧ストラタジーン)は細胞株由来のRNAをリファレンスRNAに使用しています。
QPCR Reference Total RNAは以下の方法により品質管理が行われています。
1) 1×MOPSアガロースゲルにおける変性電気泳動で28Sおよび18Sリボソームのバンドが分解されていないことを確認
2) 明確な分解産物が存在しないことをAgigent 2100 BioanalyzerとRNA 6000 Nano LabChip kitによる解析で確認
3) RiboGreen DyeによりRNAの濃度を測定
4) RNAの純度を分光光度計のより測定(A260/280 比~1.8)
5) RNaseが混入していないことを、適したバッファー中で37℃、2時間インキュベーションした後、ゲル解析によりRNase-freeコントロールと比較し確認
6) QRT-PCRでのパフォーマンスに関しては、リファレンスRNAの希釈系列を鋳型として標準曲線(低、中、高転写量の標的)を作成し確認
7) 広い範囲の遺伝子発現をカバーすることをマイクロアレイによる解析で確認
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