Data Analysis 機能

OpenLab CDS 2 に搭載された最先端のデータ解析ツール、Data Analysis により、大量なデータの高速処理と迅速なデータ確認が実現します。数千ものピークや成分の中から、不自然な結果を瞬時に突き止め、ワンクリックで素早く積分ができます。

自在なクロマトグラム表示

クロマトグラムを画面に表示させるモードとして、一般的な分割モードや重ね書きモードの他に、検出器ごと、サンプルごと、シグナル名ごと、データごとに表示させるモードも選べます。スプリッタやハートカットなどを用いて複数の検出器から信号を取り込んだ際、それぞれの検出器ごとにクロマトグラムを重ね書きすることが可能になります。

また、「ズーム概要ウィンドウ」 アイコンをクリックすると、クロマトグラム全体の中でどの部分が拡大表示されているのかが一目でわかります。クロマトグラムを分割表示した時でも、この機能はそれぞれのクロマトグラムで独立に作用します。異なるメソッドや異なる検出器で、同じサンプルを分析して比較する時などに役立つ機能です。

   

バブルチャートによる傾向の可視化

ルーチン分析でも、予想外の結果が出てしまった場合には、たくさんのクロマトグラムを参考にして原因を究明する必要が出てきます。ピークが消えてしまったり、逆に増えていたり、リテンションタイムがずれていたり、積分値が不自然だった場合、ピークエクスプローラ機能ならすぐに判別することができます。

数字の羅列から異常な傾向を発見するには困難が伴いますが、ピークエクスプローラではバブルチャートで表現することができるため、一目で発見できるだけでなく、それが異常なのか自然現象なのかを判断する材料にもなります。

   

1つのソフトウェアで MS も解析

従来では、クロマトグラムの解析と MS スペクトルの解析は別のソフトウェアで行うことがあり、両方の情報を扱う科学者にとっては 2つのソフトウェアの操作法を覚えなければなりませんでした。

OpenLab CDS 2 では、GC と LC だけでなく、シングル四重極 GC/MS と LC/MS のデータも解析できるため、操作法を覚えるべきソフトウェアの数が少なくなります。

また、クロマトグラムの情報と MS の情報を 1つの画面に並べて表示できるため、データやサンプル同士の比較を今まで以上に多角的に行うことが可能になります。