お知らせ 2014年7月11日付

※このお知らせは、米国時間2013年6月10日にアジレント・テクノロジーズ・インクが発表したニュースリリースを、アジレント・テクノロジー株式会社が和訳・要約したものです。リリース中の登場する研究者の所属・肩書き等は発表当時のものです。

<お知らせ>

アジレント・テクノロジー、精密質量分析を実現した 
イオンモビリティー技術を発表
 

 アジレント・テクノロジー株式会社 (社長:梅島 正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、iFunnel 四重極飛行時間型 (QTOF) 液体クロマトグラフ質量分析 (LC/MS) システムに、均一電場イオンモビリティー技術を統合した新技術を発表します。

 イオンモビリティー技術は、複数の学術研究機関や政府系研究機関の科学者との協力により開発したものです。実験を重ねた結果、このシステムのプロトタイプは、複雑なサンプルでも、高分解能質量分析装置を単体で使用する場合と比べて、非常に優れた分析結果が得られています。この分析結果については、2013年の American Society for Mass Spectrometry (ASMS) ですでに発表されています。
 
 ヴァンダービルト大学 構造質量分析研究所の化学准教授である John McLean 博士は次のように語っています。
「高分解能質量分析は、非常に複雑なサンプルを分析する必要があるプロテオミクス、メタボロミクスをはじめとする研究用途において不可欠となっていますが、別の次元からの分離を実現するため、超高速直交技術の採用に対する関心も高まっています。アジレントの液体クロマトグラフや質量分析技術に最適化されたこの新イオンモビリティーシステムにより、研究においてかつてなかったような見識が得られるようになるでしょう。」

 アジレントの LC/MS プロダクトマーケティング担当ディレクターである Lester Taylor は次のように語っています。
 「当社では、イオンモビリティー技術と、当社の高分解能質量分析システムを統合することで分析の用途が格段に拡大すると考えております。この新システムを、質量分析に関わる全世界の研究者の方にお届けいたします。」
 
 テキサス A&M 大学 David Russell 博士、Frederick Zinnel 博士、ボストン大学の Catherine Costello 博士、Joseph Zaia 博士、ヴァンダービルト大学の John McLean 博士、Jody May 博士、Cody Goodwin 博士、パシフィック・ノースウェスト国立研究所の Richard Smith 博士、Erin Baker 博士、国立衛生研究所の Alfred Yergey 博士、Peter Backlund 氏が今回の研究に協力しています。


アジレント・テクノロジーについて

アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、化学分析、ライフサイエンス、診断、エレクトロニクス、コミュニケーション市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20,600名の従業員を擁し、100カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2013年度、68億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp

 2013年9月19日、当社は、電子計測会社を非課税のスピンオフ手続きにより、自社を株式公開会社2社に分割する計画であることを発表しました。この会社分割は2014年11月初旬までに完了見込みです。


※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。

マスコミ関係者の皆様: 技術、地域貢献、役員等に関連する情報は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.co.jp/newsjp

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